切り出し
竹炭づくりは、まず材料となる竹を山から切り出すことから始まります。
秋から冬にかけて生後4~6年の孟宗竹を伐採します。
竹割り
伐採した竹を1ヶ月ほど乾燥させたら窯のサイズに切りそろえ肉の厚い孟宗竹を竹割機で割切にします。
節抜き
竹の内側についている節をひとつひとつ丁寧に取り除きます。節をつけたまま窯に入れると仕上りの形が悪く品質にも影響します。
節抜きは選別の意味も兼ねています。切りそろえた竹を窯の中に入れやすいようにひとまとめにして木綿の紐で結束します。
燻煙処理
結束した竹をドラム缶窯に入れ時間をかけてじっくり燻煙します。孟宗竹は厚みがあり水分量が多いため木炭のようにいきなり窯などに入れてしまうと割れたりヒビが入ったり完全に炭化しなかったりと完全焼結させるのが難しい材料です。
じっくりとむすこと、3日間ドラム缶窯から取り出された竹は青竹の緑色から光沢を帯びた茶褐色へと変わっています。
窯出し・みがき
火止めの作業を行ったらいよいよ窯出しです。燻煙処理をされた竹は変形が少なく硬くしっかりと焼けています。
窯から出した竹は丹念にみがき上げ不備がないか確認して完成となります。