竹炭は、竹を炭化として焼いた炭の総称
多孔質で木炭と同じような吸着力を発揮し居住空間の湿度を快適な範囲に調節します。住まいのニオイを消したり活性炭を使われることが多いが吸着したニオイの成分を分解する微生物も限定されるため日常生活の場で消臭剤・空気浄化剤として使うには竹炭・木炭の方が好適であります。
アジア各地に広がる竹の生産
竹は日本、中国、朝鮮半島などアジア各地の他、アフリカ、南アメリカでも生育する植物です。栽培に厳しい環境といわれる北アメリカやヨーロッパでも人工的に育てられています。日本では孟宗竹、真竹で全体の80%を占めています。用材として生産されている主力は孟宗竹です。
竹は古くから日本人の生活と深い関わりのある植物
木材に比べ弾力性があり硬くて折れにくく、内部が空洞になっていて縦方向に割くことができるので加工もしやすい。こうした竹の竹の特性を生かして建築材、家具、調理器具、茶道具などさまざまな利用法が考案され暮らしに利用されてきました。日常、なにげなく使っている文字の中にも竹が含まれています。例えば、竿・管・箸・筒・籠・笊・簾・箒・筏・笛など竹の縁のある漢字が多い。
竹を活かした竹炭工芸品
竹はその多種多様な効果もさることながら、色・姿・形を見て楽しむ工芸的な要素を持っています。
燻煙処理を施した孟宗竹に花瓶代わりに活けてみたり、インテリアの一要素として楽しみながら同時に除湿、消臭、マイナスイオン効果と空間に様々な効果をもたらします。竹炭は多孔質で木炭と同じように強力な吸着性を発生し、電気特性・微生反応機能のほか、ケイ酸・カリウムなどミネラル補給機能など独自のすぐれた特性を備えています。